リークウォッチ
漏えいの可能性2026.10.06 公表

気象キャスターネットワーク「同法人のウェブサイト」の情報漏えい

NPO法人気象キャスターネットワークのウェブサイトが不正アクセスと改ざんを受け、入会登録や講座申込、お問い合わせフォーム等から取得した最大15,959件の個人情報が漏えいした可能性がある。

侵入の手口は公表されていないが、サイト改ざんと転送被害が発生した。Webサーバーの脆弱性対策とともに、フォームから受け付けた過去のデータを公開サーバー上に保管し続けない運用が重要になる。

公表された内容

規模
最大15,959件(10月6日時点)
情報
2018年12月以降に取得した、入会登録・入会後の会員情報変更時の情報、講座等各種催事への参加申込時の情報、ウェブサイトのお問合せフォームに寄せられた情報(いずれも氏名とメールアドレス。住所や電話番号を含むものがある)
原因
ウェブサイトへの第三者による不正アクセス。手口は公表されていない。9月24日から不正アクセスがあり、27日にサーバー事業者からの連絡で異常ファイルを削除。29日にサイト改ざんと無関係な外部サイトへの転送が発生し、30日にウェブサイトを閉鎖してサーバー上のファイルを削除した。個人情報保護委員会に報告・相談し、外部専門機関による調査を検討・準備中。

経緯

  1. 2026.09.24ウェブサイトへの第三者による不正アクセスが発生(判明後の調査で判明)
  2. 2026.09.27契約サーバー事業者からファイル異常の連絡を受け、該当ファイルを削除
  3. 2026.09.29ウェブサイトが改ざんされ、関係のない外部ウェブサイトに転送される状態が発生
  4. 2026.09.30ウェブサイトを閉鎖し、サーバー上のファイルを削除。個人情報保護委員会に報告・相談
  5. 2026.10.06個人情報漏えいの可能性を公表。外部専門機関による調査を検討・準備中

何が起きたのか

NPO法人気象キャスターネットワークのウェブサイトに対して第三者による不正アクセスが行われた。侵入の手口は公表されていない。

判明後の調査によると、2026年9月24日から不正アクセスが行われていた。

9月27日、契約しているサーバー事業者からサーバー上のファイルに異常があると連絡を受け、該当ファイルを削除した。

しかし9月29日、ウェブサイトが改ざんされ、関係のない外部ウェブサイトに転送される状態になった。

同法人は9月30日にウェブサイトを閉鎖し、サーバー上のファイルを削除した。

個人情報保護委員会に報告・相談を行い、外部専門機関による調査を検討・準備している。

漏えいした可能性があるのは、2018年12月以降に取得した最大15,959件(10月6日時点)の個人情報。

対象は入会登録や入会後の会員情報変更時の情報、講座等各種催事への参加申込時の情報、ウェブサイトのお問合せフォームに寄せられた情報。

項目はいずれも氏名とメールアドレスで、住所や電話番号を含むものがある。

同法人を装ったメール、SMS、電話に注意するよう呼びかけが行われている。

この手口はどう防ぐか

公表された手口に対して、一般に効果のある対策をセキュリティの観点で整理したものです。この組織が実際にどの対策を取っていたかを示すものではありません。

入らせない

CMSや公開サーバーの脆弱性を解消し、改ざんを防止する

Webサーバーで利用するソフトウェアやCMS、プラグインに最新のセキュリティパッチを適用し、既知の脆弱性を塞ぐ。Webアプリケーションファイアウォール(WAF)を導入して不審な通信を遮断する。

早く気づく

ファイル改ざんや外部転送の兆候を早期に検知する

サーバー上のファイル改ざんや不審なファイルの生成、外部サイトへの転送設定を常時監視する仕組みを整える。サーバー事業者からの連絡に頼るだけでなく、自組織で異常を把握できる体制が有効になる。

入られても被害を小さくする

催事申込やお問合せのデータをWebサーバー上に蓄積しない

フォームから送信された問い合わせや催事への参加申込情報は、受付処理後に速やかに安全な内部領域へ移行し、公開サーバー上からは削除する。過去のデータを長期間滞留させないことで、侵害時の流出被害を抑える。

利用者として、渡す情報を減らす

講座の申込やお問い合わせフォームのように配送も支払いもない欄では、メインのメールアドレスを入力する必要はない。

サービスごとに分けたエイリアスや専用のメールアドレスを使うことで、本当のアドレスを渡さずに済む。

今回の対象は2018年12月以降に取得された情報で、問い合わせや講座の申込の情報も含まれている。

使わなくなった会員サービスは退会し、問い合わせが終わったあとも不要な個人情報の削除を依頼するなど、情報を預けっぱなしにしない意識が大切になる。

本当の情報を書くサービス・書かなくてよいサービスの線引き

出典

内容は公表時点のものです。続報で変わることがあるため、最新の状況は公式発表で確認してください。